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「むくみ」の基礎知識
むくみ（浮腫み）という症状は、誰にでも何度か経験があることだと思います。
よくあるのは、朝起きてから鏡で顔を見ると、微妙に頬やあごがふくらんでいたり、目元が腫れぼったいことや、長時間立ち仕事や、デスクワークをした後は、今度は脚がむくんでしまって、革靴やブーツが履けなくなったりすることで、こうした例は普段当たり前に起きています。
ただあまりに頻繁に起きたり、慢性的なむくみともなると、深刻な悩みにもなります。こうしたむくみの原因ですが、一般的に水分の摂り過ぎや、塩分の摂り過ぎとされています。
また、同じ姿勢での作業（長時間座ったまま、立ったままなど）や過度の疲労、寝不足なども、むくみの主要原因となっています。他には、泣いた後の目のむくみ、飲み過ぎた翌日もそうですし、女性なら生理の日や、妊娠中、産後もむくみ症状が出たりします。
むくみを医学的に説明すると、「血管の外となる体内の組織などに、余分な血しょう成分（水分）が溜まった状態」ということになり、「血しょう成分」とは血液の液体部分のことですが、血液が運んできた栄養分、酸素を、腎臓や肺などの組織に運びます。
全身を巡るように血管（動脈、静脈）とリンパ管が張り巡らされている中で、静脈の働きが悪いとリンパに送られる「血しょう成分」の量が増え、溜まってしまうことで「むくみ」になるのです。
脚がむくむ人の靴下